数あるイカの中でもヤリイカが好きです。
以前は高級なイカという印象でしたが、加熱用はお手頃価格で売られています。
ヤリイカの身は透明感があり、上品な甘みで優しいお味です。
新鮮なヤリイカなら絶対お刺し身にしたいですが、ヤリイカは加熱してもあまり硬くならず、プリっとした食感が楽しめるので、焼いたり煮たりするのもお勧めです。

お魚を捌くのはちょっと苦手とい方も、イカならハードルが低いと思います。
理由は…。
イカの血は透明なので、怖さがないのです。
そして、ヤリイカは内臓が小さいので捌くのも簡単です。

加熱用ヤリイカの捌き方

今回のヤリイカは加熱用で全長20cmぐらいの大きさが4杯で500円弱でした。

①ヤリイカを軽く洗いまな板に置きます。
胴の中に指を入れて、繋がっている所を手探りで探し、剥がします。
そのまま足をひねりながら抜きます。

胴の中にある、透明なプラスチックような軟骨を抜き取ります。

②目の少し上の部分で、足と内臓を切り分けます。
内臓は捨てます。
ヤリイカは肝が小さいので、肝醤油や肝焼きはできませんが、代わりに身が美味しいです。

目と目の間に包丁を入れて、目玉とくちばしを取り除きます。

③お刺し身にする場合は、胴体の皮をむきます。スルメイカと違い皮がむきやすいです。
ただ加熱する場合はヤリイカの皮は剥く必要がありません。
皮の食感が気になる方や、色を白く仕上げたい場合は剥いてください。

食べやすいサイズのぶつ切りにします。

④足と胴一緒に流水で洗い、しっかりと水気を切ります。
胴の中に内臓や砂などが残っていることもあるので注意して洗ってください。

これで終了です。

キノコとヤリイカのバター焼き

材料:
・エリンギ 1袋(お好きなキノコを好きなだけ)
・ヤリイカ 中サイズ4杯
・バター  大さじ1
・ニンニク 1片(みじん切り)
・塩コショウ 少々
・お醤油   少々

①エリンギを手で裂いて、フライパンに並べます。
油をひかずに、そのまま中火でじっくりと加熱します。

②エリンギから水分が出て、火が通ってきたら、バターとニンニクのみじん切りをいれます。
ニンニクの香りが出てきたら、先ほどのヤリイカを入れて炒めます。
塩コショウで軽く味をつけます。

ヤリイカが白く変われば、火が通っています。
仕上げにお醤油をひと回しして香ばしさをプラスすれば完成です

お好みで七味唐辛子をかけていただきます。
ぷりぷりのヤリイカとコリコリのエリンギ。
どちらの食感も楽しく、お酒のおつまみにもご飯のおかずにもなります。

冷めても身はそれほど硬くはなりません。
ただし、電子レンジでイカを加熱すると身が爆発することが多いので温め直しはお勧めしません。