鳥の軟骨は2種類あります。
胸骨の先端部分の「やげん」
膝にある膝軟骨の「ゲンコツ」
胸骨は1羽に1個しかないので、1羽で1個しか取れません。
膝は1羽に2個しかないので、1羽で2個しか取れません。
どちらも希少部位ということですね。

同じ軟骨でも食感は違います。
やげんはコリコリ食感で油がなくさっぱり食べれます。
胸肉が少し付いている状態の物が多く、お肉の食感とコリコリ食感を一度に楽しめます。

一方、ゲンコツは少し歯ごたえがあるゴリゴリ食感です。
膝軟骨は脂身も一緒に取り出されることが多いので、ゴリゴリを噛むとジュワーと脂の旨みが広がります。

私はさっぱり食べれるやげん軟骨派なのでこちらを唐揚げにします。
紅しょうがをたっぷり使うので、少し濃いめの味です。
片栗粉とてんぷら粉の両方を使い、しっかりと衣をつけます。

コリッコリでついつい手が出てしまうやげん軟骨。
大人のおつまみだけではなく、子供たちも大好きです。

やげん軟骨の紅唐

材料:
・やげん軟骨 200~300g
・お酒  小さじ1
・お醤油 大さじ1
・オイスターソース 小さじ1
・ニンニクすりおろし 1片
・紅ショウガ 大さじ1~2

・てんぷら粉 大さじ1 (小麦粉でもOKです)
・片栗粉 大さじ1

・サラダ油 適量

①軟骨の先についている脂が気になれば、そぎ落とします。

ポリ袋に入れて、下味のお酒小さじ1・お醤油大さじ1・オイスターソース小さじ1・ニンニクのすりおろしを入れます。
お好みで紅ショウガも入れてしっかりと混ぜ合わせます。

味をしみ込ませる必要はないので、漬ける時間は気にしなくて大丈夫です。

②底の広い、フライパンなどにサラダ油を1.5cmぐらい入れて、火を付けます。
油が温まる間に、ポリ袋に片栗粉大さじ1・てんぷら粉大さじ1を加えて、振りながらしっかり混ぜます。

サラダ油が170度ぐらいになったら、軟骨を一つずつ油に入れていきます。
各面がしっかり火が通るように、たまに回転させながら5分程度揚げ焼きにします。

③最後に火力を少し強くして、表面をカリっとさせます。
しっかり油をきります。

新聞紙にキッチンペーパーを敷いて、簡単油切りです。
少量の揚げ物の時はこれで十分です。洗い物が減らせて楽できます。
お皿に並べたら完成です。

紅しょうがはお好みで入れてください。
紅ショウガ無しバージョンでもとても美味しいのですが、夏場はこんがり紅ショウガバージョンの方がさっぱりと食べられます。