梅雨明け頃からスーパーで出回る「つるむらさき」
茎が紫色だったのが名前の由来らしいが、最近は緑色の物が主流のようです。
半世紀近く前ですが、私が幼少の頃に今で言うグリーンカーテンのように洗面所の窓に目隠しに作っていた記憶があります。
その当時は茎が紫色でウネウネと伸びて、少し怖かったように記憶しています。
つるむらさきは独特の風味があります。
食感としては、シャキシャキでほんのり粘り気があります。
風味としては、青臭く感じる(土の香りがすると表現される方もいます)ので苦手な方もいるとは思いますが、栄養価がとても高い食材ですし、この季節限定のお野菜なので見かけた方は是非食卓に取り入れてみてください。
私は食べると多少青臭さは感じますが、「ああ、そろそろ夏だ」と実感する食材のひとつです。
通常のお浸しよりも、少し濃い目の味付けにしたり、生姜や同じ初夏の香味野菜のみょうが等と一緒にお浸しにすると、より食べやすくなると思います。
つるむらさきのお浸し
材料:
・つるむらさき 1袋
・塩 ふたつまみ
・麺つゆ 大さじ1
・鰹節 適量
お好みで香味野菜
・生姜のすりおろし 小さじ1ぐらい
・みょうが 1個
①つるむらさきを茹でる用にたっぷりのお湯を沸かします。
つるむらさきを軽く洗い、茎の下の色が変わっている部分を切り落とします。
茎と葉っぱの部分に切り分けます。

切り分けてから、しっかりと洗います。
お湯が沸いたら、塩を2つまみ入れて茎から茹でていきます。
茎を入れて、再度沸騰してから1分ぐらいしたら葉の部分も入れます。

葉の部分を入れて、再度沸騰して1分半ぐらいしたらザルに上げて、冷水でしっかり冷やします。

②茹であがったつるむらさきの水気をしっかり絞って、茎と葉の部分を分けます。
茎の部分は1cmぐらいの長さに、葉の部分はザクザクと適当な大きさに切ります。

ポリ袋に麺つゆを入れて、お好みで生姜すりおろし、みょうがの輪切りを入れてつるむらさきも入れます。

30分程度冷蔵庫で冷やすと味がしっかりなじんで、食べやすくなります。
③粘り気があり、茎を細かめに切っているので、ひとりずつの器に盛り付けると食べやすいと思います。
上に鰹節を乗せれば完成です。

緑黄色野菜のつるむらさきは、栄養価も高いです。
シャキシャキとした食感、ほんのりとぬめり気があり、食べると元気になる味です。