スーパーで甲イカを見つけました。
お値段もほどほどなので夕食の献立に入れましょう。
甲イカとは平べったい見た目の、靴ベラみたいというか舟みたいというか平べったい甲を持ったイカです。
イカには色々な種類がいるようですが、大きく分けて2種類に分かれます。
・甲が有るイカ(コウイカ)
平べったい甲を持ったイカ
甲イカや紋甲イカ
・甲が無いイカ(ツツイカ)
甲が無いのではなく、透明なビニールみたいな細い甲がある
スルメイカ・ヤリイカ等
一般的にコウイカはねっとり濃厚な旨み、ツツイカはコリコリと甘みと言われます。
ただツツイカには種類が多いので一概には言えないのですが・・・。
例えば赤いかは身の厚さや食感はコウイカに似ていると思います。
ということでスーパーで甲イカを購入しました。
鮮魚売り場の方に「お刺し身で食べたいのですが」と言ったら「処理しますよ!」と言っていただけました。
助かります。でも、どこまでやっていただけるかは分かりません。
持って帰って広げてみます。

皮を剥いて、甲と内臓を取り除いてくれていました。
甲イカのお刺し身
では調理スタート
①ミミ(エンペラ)の部分の皮を剥きます。
足の皮もむこうと思いましたが、なかなか向けないので、さっと湯がいてお刺し身にします。
(加熱すると皮が気にならないので)

②足と口などの軟骨部分を塩でもみ洗いしてぬめりを取ります。
その後、お湯で湯がいて冷水にとります。
写真ではミミも湯がいてますが、本来はミミは生のままお刺し身の方が美味しいです。

③甲イカは外側の皮の下と内側にも薄皮があります。
これが食べた時に硬いのでむきたいです。
キッチンペーパーを使ってゆっくりとむきます。外側はむけました。
内側は一度にむけないんですよね。
ちなみに突起が二つある方が内側です。
うー、時間がないので途中で諦めます。
もちろん剥くと剥かないでは食感が全然違うので剥ける時は頑張ります。
ということで、内側に包丁で切れ目を入れて食べやすくします。
まず、身を縦に半分に切ります。

身の向きを変えて、包丁を立ててサァーと線を引くように切れ目を入れます。
下まで切り落さないので、力を入れ過ぎないで、身の半分ぐらいの深さまで切る感じです。

④身の部分は切れ目に直角に切っていきます。
包丁を寝かせて、そぎ切りにしていくと甲イカの特徴のねっとり感が活きます。
足は1本ずつに切り分けて、軟骨部分も小さめに切ります。

しょうがを添えていただきます。
イカにはお醤油とポン酢を半々に混ぜてしょうが入れて食べるのが好きです。
あっさりしたイカの甘み、旨みがしっかりと感じられる気がします。
身の部分はねっとりとして優しい甘みが美味しいです。
軟骨部分はもちろんコリコリ。
足は太い部分は半生状態で、もっちりコリっとします。
日本酒・ワインどちらも進む美味しさです。
贅沢にイカ丼にされてもいいですね。