私たちが主食として毎日食べているお米。
日本以外でもお米を食べていますし、作られています。

お米の種類は大きく分けると3つに分けられます。

  • ジャポニカ米
    これが日本で普段食べているお米です。
    粒が丸く、楕円形で炊き上がりはふっくらとしています。
    強い粘りが特徴です。
  • インディカ米
    主な産地としては、中国中南部・インド・タイ・パキスタンなどです。
    粒が細長く、炊き上がりはパラパラとしていてます。
    粘りが少ないのが特徴です。
    カレーや炒飯、ビリヤニなどに合います。
  • ジャバニカ米
    主な産地は、インドネシアのジャワ島や熱帯地域・イタリア・スペインなどです。
    他に比べると生産量は少ないです。
    丸みのある大きい粒です。
    あっさりとしていながら、粘りがあるのが特徴です。
    パエリアやリゾットに使われることが多いお米のようです。

今回作るのはジャスミンライスです
インディカ米の一種です。
タイ米の中でも味・食感・香りが特に良い最高級なお米がジャスミンライスです。

ジャスミンライスは「香り米」と呼ばれることもあります。その名の通り香りが高いのが特徴です。
ただ、ジャスミン茶のようにジャスミンで香りを付けている訳でも、ジャスミンの香りがする訳ではありません。
名前の由来はお米の色が白くジャスミンの花のように見えるということのようです。

ちなみに最近よく聞く、ビリヤニなどに使うバスマティライスもインドやパキスタンの最高級な「香り米」です。

このようにお米の種類が違うのでそれぞれに合った炊き方があります。
日本の炊飯器はジャポニカ米の美味しさを引き出すように作られています。
ジャスミンライスは本場では「湯取り法」という茹でる方法で炊きます。
私は以前は、炊飯器の早炊きで炊いていたのですが、一度茹でる方法でやってしまうとこちらの方が楽で美味しいと感じます。

もともと洗う必要も、浸水の必要もないですが、湯取り法ですと加熱時間も短いのですぐに炊き上がります。
さらに茹でることで、パサつきを抑えしっとりと美味しく出来上がります。

ジャスミンライスの湯取り法(茹で方)

①ジャスミンライスにサッと水を通して洗います。
日本のお米のように研ぐ必要はありません。
こすり洗い洗いするとお米が砕けてしまうので、ザルに入れてさっと水を通せばOKです。

②深さがあるお鍋にたっぷりとお湯を沸かします。

ジャスミンライスを入れて、なべ底をゆっくりと混ぜながら7分間中火で茹でます。
常にお米が踊るぐらいの火加減です。

③7分程度でお米が少し膨らんでくるのでザルに上げてお湯を切ります。
先ほどの鍋にお米を戻し入れて、鍋底を優しく混ぜながら弱火で加熱して水分を飛ばします。

④パチパチと乾いた音がしてきたら、火を止めて蓋をします。

蓋をして、10分蒸らしたら完成です。
ざっくりと混ぜて器に盛ってください。

グリーンカレーやガパオライスなど、スパイシーなお料理との相性は抜群です。
ジャスミンライスを添えると一層本格的な味わいが楽しめます。