千葉県富津市の金谷というところにあるあるキャンプ場です。
ヒルズということでとにかく景観の美しさが魅力です。
そしてなにより、東京から最短60分というアクセスの良さ。
館山道の「富津金谷IC」を降りて、約2km(5分ぐらい)で到着できます。

キャンプサイト

キャンプ場は海と山々に囲まれた丘にあります。
管理棟が一番下で、丘を上がっていくようにキャンプサイト5つに分かれています。
下から順番に
A:ドッグランサイト 11,000円~
 ・7区画/全区画150㎡以上、柵有/人数6人含
 ・電源付
 ・ペット可5匹迄
 ・車両1台
 ・テント1張+タープ1張

B:区画サイト 8,000円~ 
 ・21区画/全区画100㎡以上、柵有/人数6人含
 ・電源付
 ・ペット不可
 ・車両1台(サイト内指定場所)
 ・テント1張+タープ1張

C:ドッグランサイト 11,000円~
 ・7区画/全区画150㎡以上、柵有/人数6人含
 ・電源付
 ・ペット可5匹迄
 ・車両1台
 ・テント1張+タープ1張

D:フリーサイト 7,700円~
 ・10サイト/フリーサイト/人数4人含
 ・電源無し
 ・ペット不可
 ・車両1台
 ・テント1張+タープ1張

E:ソロサイト 4,400円~
 ・3サイト/フリーサイト/人数1人含
 ・電源無し
 ・ペット不可
 ・車両1台
 ・テント1張またはタープ1張

※サイト以外に駐車場がないので、2台・3台での来場はできません。

A~Cのサイトはサイトの指定をして予約ができます。
早めにチェックインをして、サイトの場所争いをしなくて良いのでとても助かります。

全て、白い柵で区切られているので、プライベート感が保たれます。


各サイトで少しずつ違いますが、どこもかなり広めなので大きなテントでも問題なく張れます。
丘を上がるようになっているので、上に行くほど海の景色は良くなります。

施設の紹介

管理棟

キャンプ場入口に左手にあるログハウス風な小屋が管理棟・受付です。
こちらでチェックインをしてから、場内へ案内されます。
チェックイン時間は13:00~18:00
アーリーチェックインは有料で可能ですが、サイトの空き状況によります。
チェックアウト時間は8:00~10:30です。
10:30を過ぎると延長料金がかかるとのことでした。

営業時間は9:00から18:00
薪・炭・着火剤・氷・ゴミ袋・オリジナルグッズを販売していました。
カップラーメンも少しありましたが、お水は販売していませんでした。
場内の自販機を利用するようにとのことでした。
薪は1300円と少しお高めで、規格外の詰め放題は800円でした。

ゴミ捨てについて

管理棟で販売されている、45リットルの「ゴミ袋 1枚 500円」を購入すると、全てのゴミが捨てられます。
生ごみ・空き缶全て一緒にいれることに抵抗がありましたが、そういう仕組みになっているとのことです。
(ゴミ処理業者さんが全て1回焼却処理するから大丈夫ですとのことでした。) 

トイレ・シャワー・炊事場

トイレは全3か所 Aドッグランサイト・B区画サイト・Cドッグランサイトの側にあります。
B区画サイトのトイレは男性2個・女性4個ありました。
外側の見た目は仮設っぽいですが、中は土足禁止・ウォシュレット付きの綺麗なトイレです。

シャワーは犬用1か所、人間用1か所あります。
犬用はキャンプ場の入り口にあります。
人間用はB区画サイトのトイレの並びにあります。
2025年11月末では、男性用が1つ故障中でしたが、男性2女性2あります。

炊事場は全3か所あります。
トイレと同じで、Aドッグランサイト・B区画サイト・Cドッグランサイトの側にあります。
ちなみにソフトドリンクの自販機も同じ場所の3か所です。

お湯が出るので、寒い時期の洗い物に助かります。
B区画サイトでは全部で6個の洗い場がありました。
鏡が2ヶ所についているので、朝晩はそこで歯磨きや洗顔をしています。

実際のキャンプの様子

今回お邪魔したのは11月の最終週です。
朝晩の寒さが心配でしたが、私は問題ありませんでした。
ちなみに、装備としては焚き火と寝袋だけでした。
夫は夜湯たんぽを使っていました。
テント内にストーブを設置しているサイトは2~3個見かけました。
今年が特別に暖かい可能性もあるので、行かれる方はその都度確認をされることをお勧めします。

さて、非常にアクセスが良いキャンプ場ですが、今回はアクアラインに乗る前の大渋滞にはまってしまい大変でした。
13:00チェックイン可能だったので、余裕をもって出たのですが、まさかの5時間近くもかかりました。
やはり道路事情は難しいです。
結局16:00近くのチェックインになってしまいました。
急いで設営しないと、日が暮れてしまいます。
午前中は小雨がパラパラでしたが、午後はなんとかお天気が持っているようです。

海側には日が沈んでいく様子が見えます。
山側はほんのり紅葉が見られる自然が満喫できるキャンプ場です。

何とか設営が終わると、美しい夕陽が見えます。

海に沈みゆくこの夕陽が見られただけで、こちらのキャンプ場におじゃまして良かった。と思えるほどの美しさでした。
今回はB区画サイトの10番のサイトを利用しました。
どこのサイトでも美しい景色が楽しめますが、9番10番11番辺りが海の眺望が特にお勧めです。

ではキャンプ飯の紹介です。
まずは、牛タン塩です。
マルチグリドルでさっと焼いて、塩だれをかければすぐ食べられます。

続いては、ボラと平茸のアクアパッツァ風。
自宅での下処理で生ごみが出ないように、お刺し身用のボラ(半身)を準備して白ワインで蒸し焼きにします。

焚き火の火でバケットをあぶれば、ワインに合うキャンプ飯になります。

続いては、リブロースのステーキ。
「ほりにし」だけでシンプルにいただきます。

大ぶりの蛤を白ワインでサッと酒蒸し。

プリっと美味しいです。
この出汁がたっぷりの汁は明日の朝食に使います。
夜も更けてきたので、後はのんびり焚き火を見ながらお酒をいただき、眠くなるのを待ちます。

丘の上にあるので遮る光も少ないので満天の星空を楽しめます。
今日は少し雲が多かったですが、美しい星空を楽しめました。

朝になりました。
夕陽が海に沈んでいったので、太陽は山側から昇ります。
そのため、朝日は見えませんが、海を往来する大型タンカーなども見えて楽しめます。

では、昨日の残りの汁と平茸・ウインナーで炊き込みピラフを作ります。

朝食を食べたら、急いで撤収して、渋滞を避けて帰りたいと思っています。
ただ、朝日が山側からなので、なかなかテントなどについた朝露が乾きません。
結局9:30頃の出発になりました。
来る時は5時間…。
さて、どれくらいかかるのか?と心配していましたが、帰りは1時間半で帰れました。
楽しいキャンプをありがとうございました。

富津金谷オートキャンプヒルズのまとめ

おすすめポイント

  • アクセスの良さ(東京から最短60分・ICよりわずか5分)
  • トイレ・炊事場・シャワーなど、高規格ですが、比較的リーズナブル
  • ネットからサイト番号の指定の予約が可能
  • とにかく美しい景色・星空
  • サイトが広々としていて、プライベート感がある

気になるポイント

  • 海を見下ろす高台のため、強風の心配
  • 日光を遮るものが何もないので、夏場は心配
  • 富津金谷ICから5分で着くので、事前に買い物を済ませておく必要がある
  • 周辺やアクアラインの渋滞には注意が必要

※まとめ※

こちらのキャンプ場は「ゆっくり・静かに」をコンセプトにされているということで、穏やかな時間を過ごしたい方にぴったりのキャンプ場だと思います。
もちろんお子様連れのファミリーキャンプの方もたくさんいらっしゃいますが、各サイトが広々としているので全く気になりませんでした。

東京からすぐの、アクセスの良さなのに、海に山と自然を近くに感じられるキャンプ場です。
スタッフの方々は笑顔で、ほのぼのした雰囲気。
キャンプ場内の施設は清潔に保たれているので安心して過ごせます。
10時ごろにテント内でですが、少し賑やかなグループがいたのですが、スタッフの方がしっかりと声かけをしてくれていました。

とにかく景色の良さ、夕陽の美しさ、満天の星空。
サイトの広々さ、価格のお手頃感。
本当に素晴らしかったです。

私たちの中では、ナンバーワンと言えそうです。

ただ、丘の上とはいえ標高は低いので真夏のキャンプはちょっと厳しそう。