アーリオオーリオとはオリーブオイルとニンニクで作る旨みたっぷりのソースのことです。

このソースを使ったお料理ですとスパゲティのペペロンチーノが有名です。
正式名称はスパゲティ・アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノです。
アーリオ=にんにく
オーリオ=オリーブオイル
ペペロンチーノ=唐辛子
という意味なので、パスタ以外の料理でもアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノがたくさんあるということですね。

簡単にわかりやすく言うと、ブロッコリーのニンニク炒めです。
このレシピではブロッコリーを下茹でせずに、直接炒めてブロッコリーの栄養も香りも逃がさずいただきます。

ブロッコリーのアーリオオーリオ 1株

材料:
・ブロッコリー  1株
・オリーブオイル 大さじ2
・にんにく    2片
・唐辛子     好きなだけ(辛いのが嫌いな方はなしで)
・塩コショウ 少々
・水でもOK) 大さじ2 

では調理スタート
①ブロッコリーを房ごとに小さく切り分け洗います。 洗い方は下のポイントを参照してください。
この時に茎の方から切ると房がバラバラしないで切りやすいです。
茎は皮を厚く、繊維が見えないように芯を切り出す感じに剥けば茎も美味しいです。

②ニンニクを粗みじんに切ります。
包丁の腹でニンニクを押しつぶし、芯を取る。それから切ると香りがより楽しめます。
ニンニクも具材の一つなので大きめに切ってください。

③フライパンにオリーブ油大さじ2とニンニク、唐辛子(今回は輪切り15個ぐらい)を入れて弱火でじっくり香りを出していきます。唐辛子は個体差があるので同じだけ入れても辛さに違いが出るので辛いのが余り得意ではない方は少なめにしてください。

④ニンニクが透き通り、良い香りが出てきたら火を中火ぐらいに強め、水切りしたブロッコリーを入れて炒めます。
火が強いとブロッコリーが炒まる前にニンニクが焦げてしまうので、中火ぐらいでじっくり炒めます。

⑤ブロッコリー全体にしっかりオイルを絡めるようにしてブロッコリーの緑が鮮やかになるまで炒めてください(2~3分ぐらい)。
ここで塩コショウをし、水大さじ2を入れて全体をゆすり混ざったら、蓋をして2分蒸し焼きにします。

器に盛りつけて完成です。

味付けはシンプルなのでブロッコリー本来の美味しさを感じられます。
房の部分はジュワーっとニンニクの香りと塩味が感じられ、茎はコリコリっとして食感の違いも楽しめます。
色鮮やかなので食卓も華やぎますし、ワインやビールとの相性も抜群。

ワンポイント
今回はブロッコリーの洗い方をご紹介します。

ブロッコリーを水に入れると、ジワーっと白い油のようなものが表面に浮いてくるのを見たことがあると思います。
私は「農薬かな?」っと思っていたこともありました。
実際はブルームという、房(花蕾)を守るためにブロッコリー自体が出している天然のワックスのようなものなのです。
ですからそれ自体は食べても問題なく、むしろ新鮮な証拠なのです。

ただし、そのブルームに守られているため水に漬けて洗ってもその水をはじいてしまうのです。
中まで洗えないということです。

そこで必要なのが酢水です。
1リットルの水に対して大さじ1(15cc)程度のお酢を入れて、そこでゆすり洗いしてください。
驚くほどキレイに汚れが取れます。

そのままですと、お酢の匂いが少し残るので再度さっと水洗いしてからお使いください。

※ブロッコリーに含まれるビタミンC・カリウムは水溶性なため、長時間水につけると溶けだしてしまうので、酢水を使い効果的に短時間で洗うようにしましょう。