寒くなってきたこの時期、居酒屋さんに行くとつい注文しちゃう物と言えば「あん肝ポン酢」です。
日本酒に合うのです。ワインにもいいですね。
少し生臭く感じてしまうこともありますが、生ビールでも頼んでしまいます。

海のフォアグラと呼ばれるほどの、濃厚な一品ですがお家で作れます。
スーパーでお鍋用として売られているアンコウの肝で意外に簡単に作れるんです。

120g~130gぐらいの量で「おつまみ」として2人で2回ぐらい楽しめます。
直径5cmぐらいのあん肝を1㎝ぐらいの厚みに切って10切れぐらいになります。
アンコウの肝を買う時の量の参考にしてみてください。

あん肝ポン酢
材料:
アンコウの肝:130g
お酒:150cc
お水:150cc
塩:小さじ1と半分

①アンコウの肝を軽く水洗いします。
今回のはまだ時期的に早いので小さめの肝です。

太い血管・筋と皮を取り除きます。
骨抜きや爪楊枝で押さえながら取ると比較的取りやすいです。大きい血管は包丁で切った方が取りやすいです。

表面の血管や筋が中の方にも入っているので、取りづらいですが取れるところは取っておくと滑らかさが違います。

②ザルに入れてもう一度洗います。
ここでしっかりと洗わないと、完成した時に生臭みが強く感じるのでしっかりと洗います。
細かくなってしまっている部分があり心配ですが大丈夫です。しっかりと洗ってください。
ボールにお塩小さじ1と半分・お水150cc・お酒150cc(料理酒を使う場合はお塩を少し減らしてください)を入れてよく混ぜます。
洗ったあん肝を入れて、ボールのまま冷蔵庫で20分から30分置きます。

③あん肝をザルに上げて、水気を切ります。
キッチンペーパーで包んでしっかりと水気を取ります。

水気が切れるとバラバラになっていた部分もしっかりとまとまります。
アルミホイルを大きめに用意してあん肝を手前に置いて巻きます。

巻き終わったら、両端をねじりキャンディのようにします。

空気を逃がすために、爪楊枝で数か所穴を開け、蒸し器で20分蒸します。

蒸し器が無い場合は、アルミホイルの上からさらにラップをグルグル巻くか、ジップロックに入れてしっかりと空気を抜いて、沸騰したお湯に入れて弱火で20分加熱してください。

どちらの場合も粗熱が取れたら、1時間程度冷蔵庫で冷やして完成です。
1cmぐらいの厚さの切ります。
お好みで紅葉おろしやネギを添えて、ポン酢をかけていただきます。

ねっとりとした滑らかな口当たり。
口に広がる濃厚な旨み。
手作りだからこその美味しさがあります。

これからスーパーでももっとぷっくりした旨みの増したアンコウの肝が出回ると思います。
お塩とお酒があれば作れてしまう絶品おつまみ、是非お試しください。