鶏もも肉のトマト煮をよく作ります。
カレーと同じく作り置きが可能で、寝かして美味しくなるとても便利な献立。

トマト缶のホールトマト・カットトマトどちらでも作れますが、それぞれにコツがあるのでそこも含めご紹介します。

鶏肉のトマト煮 4人前  

材料:
鶏モモ肉 2枚(600gから700g)
トマト缶 1缶
玉ねぎ  1個
にんにく  3片
コンソメの素 2個(ブイヨンでもOKですが塩分を少し足してください)
キノコ類や人参・セロリの葉やパクチーなど香味野菜があれば一緒に

調理スタート
①鶏もも肉の筋や余分な脂を取り除きます。筋を手で持ち包丁を寝かして取ると筋が取れます。
皮の横に出ている脂も取ると鶏肉の臭みが減ります。


皮に包丁を立てて突き刺し、ブスブスと数か所穴を開けます。(皮が縮まないため)
お肉は煮ると小さくなるので、大き目の一口大(5cm角ぐらい)に切ります。

玉ねぎをくし切りにして半分に切ります。
にんにくも粗みじん程度に切ります。
どちらも溶けてしまうので大き目でもOKです。
その他の香味野菜もあれば粗みじん程度に切ります。

②深めのお鍋に皮を下にして並べます。(鶏肉の皮から油がでるので油は不要)


中火から強火で皮目にしっかり焼き目をつけます。
周りの色が変わってきたら裏返す目安です。

③にんにく・玉ねぎ・香味野菜を入れて炒めます。
今日はセロリの葉っぱと冷凍のしめじがあったので入れました。
全体に鶏の油がいきわたるように炒めます。

④トマトの水煮缶を入れます。
ここでホールとカットで煮込み時間と仕上がりが変わります。

・ホールトマト
長時間の煮込みに向いている。
しっかりと加熱することでトマトの旨みをさらに引き出し、深みのある旨みになります。

・カットトマト
ホールトマトと比較して、カットしてあるので種が少ない。
煮崩れしにくいカットトマトは、あまり加熱し過ぎずあっさりとした仕上がりになります。

カットトマトの場合は、そのまま10分程度で仕上がるので、水は入れません。

今回はホールトマトを入れました。
長時間煮込むので、トマトの缶をゆすぐようにして、水もほぼ同量入れます。
ホールトマトは手で握りつぶして入れてください。
お鍋に入れた後に箸やお玉でつぶしてもOKです。

沸騰したら、アクが浮いてくるのでお玉で取り除き、コンソメの素を2個入れます。
ここはカットトマトでもホールトマトでも同じです。


カットトマトの場合は10分程度煮込み味を整えて完成です。
鶏肉のプリっとした食感とトマトのフレッシュな果実感が残った仕上がりになります。

ホールトマトは弱火で1時間から1時間半程度煮込みます。鶏肉がホロホロとほぐれるような食感になります。

お水を入れる前ぐらいの水分量になり、とろっとしてきたら完成です。
塩分が薄いようであれば、ここで塩コショウ等で整えてください。
もし酸味が強すぎる時は、砂糖を少し加えてください。

夫はご飯にかけて食べるのが好きです。

私はパンと合わせて食べます。

残ったトマトにはパスタやうどんを入れて食べたり、チキンライスにしたり、オムライスにかけて食べたり色々アレンジも楽しめます。