タケノコの季節になりました。
夫は季節でなくてもタケノコを食べたがります。
なのでタケノコご飯は必ず作ります。


炊き込みご飯って簡単なんですよね。
お米の浸水60分、出汁をとったり、先に炒めたり、色々と手をかければかけられます。
ただ、食べて美味しい!だけを考えて作ると簡単です。
特に旬の物を使った料理は、素材の風味を楽しみたいのでシンプルが良いです。

意外なことに炊き込みご飯を美味しくすコツは油なんです。
油分と一緒にお米を炊くとお米の旨みが倍増します。
タケノコと鶏肉の炊き込みも最高です。
でも、今回は旬の香りを楽しみたいので主張のない油揚げを使います。

旬のたけのこご飯 2合分

材料:
お米 2合
タケノコ 200gぐらい
油揚げ 1枚
酒    大さじ1
塩    小さじ1 (2回に分けて入れます)
麺つゆ  大さじ1
醤油   大さじ1

木の芽(なければ青ネギ)

では調理スタート
①まずはお米を研ぎます。無洗米は浸水しておきます。
水加減は1.5合ぐらいのところまで入れてください。
できれば30分程度置きたいです。そのため一番最初にお米の準備をします。

②タケノコを切ります。
柔らかい穂先はスライスします。下の方は繊維を長くしないように小さめにスライスします。


③続いて油揚げを洗い、キッチンペーパーで水気を拭きとり粗目のみじん切りにします。

④では炊いていきます。
①の状態のお釜に、②のタケノコを入れます。
それだけでお釜の水の量のところが2合の目盛りを超えます。
(なので、①の段階でのお水の量は1.5合ぐらいまでにしてください。)
そこに酒・麺つゆ・醤油 各大さじ1 塩 小さじ半分ぐらいを加えます。
お釜をグルグルっと回して調味料の偏りがないようにします。
ただし、具とお米を混ぜないようにします。
炊飯スタート。 炊き込みモードがあるようでしたらそれを使います。 なければ通常炊飯でも問題ないです。
その場合は少し蒸らし時間を長くするとよりふっくらすると思います。

炊き上がりました。 ざっくり混ぜると下から美味しいおこげも顔を出します。
ここで味見をしてみて、仕上げに残りの塩を振ります。
出汁の味も薄ければ、顆粒の出汁をパラパラっと。

器に盛って、木の芽や青ネギを乗せれば完成です。

翌日のお弁当にも入れてみました。
筍ご飯がメインなのでおかずはシンプルに。

ポイント

①お米の準備
しっかり浸水してからザルにあげておく…。などどっちなの?ということがあります。

実際はお米にはしっかり水分を含ませたい。 炊き上がりに芯を残さないため。
ザルに上げて水気を切る。 これは調味料が薄くならないため。

ということで実際に炊く時のお水の量より、少なめのお水で浸水しておけばOKです。

②お米の水分量
炊き込みご飯の素などの作り方に、炊飯器の目盛り通りの水加減にして…。ってよく見かけます。
それだと実際にはべちょべちょになってしまうことが多いです。
特に、今回のタケノコのように素材が生で水分を多く含んでいる場合には。

また、お釜の目盛りに水加減をして、入れる調味料分の水を量って捨てるというのもありますが、それはそれで面倒です。

ということで、お米に具材を乗せてそれから液体調味料を入れる。そこでお釜の目盛りを合わせるという方法が楽で、間違いないと思います。
ただし、先に調味料を混ぜてしまうとお米の吸水をじゃまするので、炊く直前に入れてください。

仕上げに塩を振る
炊き上がりに塩を振る。これが重要です。
先に濃い味で作ると取り返しがつかない、でも薄味だとせっかくの美味しさがピンボケ。
どちらの場合にも対応できて便利なのですが、そもそも仕上げに塩を振りたいのです。
全体に薄味でも、表面に塩分が付くことでしっかりと旨みが感じられます。

これらのポイントは色々な炊き込みご飯の時にも同様です。