ディルは、爽やかな香りと、ほろ苦さが特徴のセリ科のハーブです。
葉っぱの先は細くて繊細な作りになっていて、羽のような美しさがあります。
魚介との相性が良いので、サーモンと合わせて使われることが多いです。
私もスモークサーモンを食べる時はディルが欲しくなります。
でも、その他にも色々と活躍してくれるのでお勧めのレシピを紹介します。

ジャガイモとシラスのオイル焼き

とっても簡単で、ちょっとおしゃれに見える副菜です。
ただ、ジャガイモを焼くだけなので手軽に作れます。

材料:
・じゃがいも 1個
・しらす   小さじ2ぐらい
・サラダ油  大さじ1
・塩コショウ 少々
・ディル   穂先少々

①ジャガイモは皮をむき、5mm程度の厚さに切ります。
軽く水にさらして、水分をしっかりとふき取ります。

②フライパンに大さじ1のサラダ油を入れて、中火で熱します。
水気を拭いたジャガイモを入れて中火のままじっくりと火を通します。

両面がこんがりと焼けたら、シラスを入れて混ぜ合わせます。
軽く塩コショウをしたら、お皿に盛りつけます。
ディルを飾れば完成です。
ディルの可愛い見た目と、風味を活かすために後乗せにします。
ジャガイモを生からじっくり焼くので旨みが凝縮されて美味しいです。
最後にトッピングするだけですが、ディルの風味のおかげでワンランクアップのお味です。

お刺し身用サーモンで作る 本格マリネ

スモークサーモンを使っても、美味しくできるのですが、せっかくなのでお刺し身用サーモンを使い旨みを凝縮したマリネです。
1日程度寝かすので、時間がある時にどうぞ。

材料:(2人前ぐらい)
・お刺し身用サーモン 140g
・お塩  5g(サーモンの重さの4%ぐらい)
・ディル 1本あれば十分ですが、好きなだけ

①お刺し身用サーモンをサッと洗い、水気を切ります。

漬け込み用には葉っぱではなく茎を使います。
綺麗な葉を取り除き葉の部分は、食べる直前に乗せるので、濡らしたキッチンペーパーに包んで冷蔵庫に入れておきます。

この茎の部分をみじん切りにして、お塩5g(サーモンの重さの4%ぐらい)と一緒にサーモン全体にまぶします。

この状態で、キッチンペーパーに包みラップやジップロックでしっかりと密封して1晩寝かせます。
5時間ぐらいでもOKです。

②仕上げのソースを作ります。
【仕上げ用ソース】
・オリーブオイル 大さじ1
・すりおろしニンニク 1~2片
・コショウ 少々
・塩(サーモンの塩味を確認してから)少々

全て混ぜ合わせておきます。

③寝かしたサーモンを洗います。
しっかりと洗い水気を拭きとります。
(塩が強すぎた場合は5分程度水に浸けておくと塩分が抜けます。)

寝かす前より、色味が強くなっています。
味が凝縮されているということでしょうね。

冷凍していないので、薄切りにするのが難しいですができるだけ薄く切ります。

仕上げ用ソースをかけてディルを飾れば完成です。

スモークサーモンより、生っぽいサーモンの旨みをしっかりと感じられるちょっと贅沢な一品です。
クリスマスやパーティーでも喜ばれること間違いなし。
やっぱりディルはサーモンのためにあるのでは…。と感じられるマリネです。

切り身魚でアクアパッツァ

アクアパッツァと聞くとちょっと手がかかる料理?と思う方もいらっしゃると思います。
実はすっごく簡単です。
元々はイタリア南部・ナポリの漁師たちが、釣った魚を船の上で作った「漁師めし」なのです。
魚を一匹丸ごと使って、頭や骨、皮からの旨みを頂くお料理です。
ただ、漁師めしなので決まりにこだわらず気楽に作りましょう。
今日は冷蔵庫のムキ海老の賞味期限が迫っていたので、鱈の切り身とムキ海老のアクアパッツァです。

材料:(2人前)
・真鱈の切り身 2切れ
・ムキ海老   200gぐらい
・ミニトマト  10個ぐらい
・ニンニク   2片
・オリーブ油 大さじ1
・お水 大さじ3
・塩コショウ 少々

①鱈の切り身に塩コショウをして10分程度置きます。

その間に、ニンニクを叩いて粗みじんに切ります。
海老は背ワタを取り、洗います。

②蓋のできるお鍋(フライパンでも少し深いお鍋でも蓋ができればOK)にオリーブ油とニンニクを入れて弱火で香りが出るまで加熱します。
しっかりとニンニクンの香りが出たら、水分をふき取った鱈を入れ両面をこんがり焼きます。

③ミニトマト・海老を入れて(貝類を入れる場合もここで)、お水大さじ3を入れて蓋をします。

強火のまま5分程度蒸し煮にします。(貝類を入れた場合は、貝の口が開くまで)

蓋を開けて、ここでスープの味をみて、薄ければお塩を少し入れてください。

このように、白っぽくソースが濁ります。
これはソースが乳化して美味しくなったということです。
お水を入れて、強火で加熱することにより、魚介から出る水分とオリーブオイルが乳化して、少しとろみのある、濃厚でまろやかなソースになります。

器に盛りつけて、ディルを乗せたら完成です。

せっかくの美味しいソースなので、バケット等につけていただきます。
パスタのソースや一口リゾットなどにしても美味しいですよ。

具材はなんでもOK 。
もはや漁師めしでもなくなってしまいますが、鶏肉でも美味しいです。
調味料もとてもシンプルなので気軽に作れて見栄えも良いと思います。

保存方法

せっかく手に入れたディル。
長く楽しみたいです。
でも保存方法を調べると…
「コップにお水を入れて、冷蔵庫の野菜室で立てて保存」
※葉の部分を水につけないように注意‼
となっていることが多いです。

きっとそれが一番長持ちするのでしょうが、我が家の冷蔵庫では無理です。

キッチンペーパーを濡らして、ディルを包み、ポリ袋に入れて野菜室に保存します。
買った時の状態にもよりますが10日程度は美味しくいただけます。

爽やかな香りが魅力で、魚介類の臭い消しにも大活躍のディル。
でも最大の魅力は、かわいしい見た目だと思います。
鮮やかな緑色が、お料理を美味しそうに演出してくれます。

魚介に限らず色々な食材と相性が良いので、ぜひ料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。