万願寺唐辛子と似た見た目の福耳とうがらしをご存知でしょうか。
どちらもジャンボ唐辛子と呼ばれる肉厚でジューシーな唐辛子です。
種も少ないので食べやすいですね。

唐辛子は色で分けると赤・緑・黄があります。

  • 赤唐辛子は唐辛子が完熟して赤くなった唐辛子のことです。
    いちばん有名なのは鷹の爪だと思います。一般的に唐辛子というと赤を想像する方が多いと思います。
    辛さに多少の違いはありますが、基本的に辛い唐辛子です。
  • 青唐辛子は赤くなる前に収穫する唐辛子です。
    青唐辛子には「辛い種類」と「辛くなく種類」があります。
    しし唐や万願寺唐辛子など辛くない種類が多いです。
    中には激辛の物もあるので注意が必要です。
  • 黄唐辛子は激辛で知られています。
    見た目は可愛いのですが、中にはハバネロを超える辛さや、鷹の爪の10倍の辛さを持つものもあります。

福耳とうがらしは見た目の通り青唐辛子の仲間です。
万願寺唐辛子との違いは辛さです。 万願寺唐辛子は甘唐とも呼ばれるように全く辛くありません。
福耳唐辛子の辛い種類に分類されます。
ただ、ワタと種を除くとそれほど辛くなく、爽やかな香りにピリッと感じる程度で、色々なお料理に使えます。
でも今回購入したのはこちらです。

実は以前に購入して、焼き浸しにして食べてみたらめちゃくちゃ辛かったのです。
そして、次はワタを取って肉詰めにしてみました。そうしたら・・・。
残念。辛さがなくなってしまいました。

そのままでは辛すぎる。 お肉類がいっしょなら食べやすそう…。
ワタを取り、肉詰めにする。 辛さが足りない…。
この失敗を活かして、今回はワタをそのままで肉巻きにします。

福耳唐辛子の豚バラ肉巻き
材料:
・福耳唐辛子 10本ぐらい
・豚バラスライス(しゃぶしゃぶ用の薄切り) 400g
・塩コショウ
・焼肉のタレ 小さじ1

①福耳唐辛子を洗い、爪楊枝などで爆発防止の穴を開けます。

②豚バラスライスに軽く塩コショウをして福耳唐辛子に巻き付けていきます。
福耳唐辛子が大きいので、豚バラスライスが1枚では巻ききれません。
2枚~3枚必要になりますので、しゃぶしゃぶ用の薄切りの方が巻きやすいと思います。

③フライパンに並べて中火で焼きます。
この時も大きいのでフライパンに入れるのが大変です。

コロコロっと回しながら前面に焼き色を付けます。
くねくねと曲がっているので、焼き色が付かない部分ができるので、念のため蓋をして中火で3分。

蓋を外して、豚バラから出た脂をキッチンペーパーで吸い取ります。

④仕上げに焼肉のタレ小さじ1をかけて完成です。

いや~、今まで食べた肉巻きの中でもトップクラスの美味しさでした。
肉厚な福耳唐辛子が豚バラの旨みを吸い込んでじゅーわーっときます。
そして中からピリッと爽やかな辛みが出てきて、いくらでも食べられます。
ぜひ、熱々の内にお召し上がりください。