近頃「ジャークチキン」という言葉を見かけます。
流行っているらしいですね。
自称「鶏肉好き」がジャークチキンを知らないなんて…。
まずは「ジャークチキン」とは何か。
カリブ海にあるジャマイカの国民的名物料理ということです。
ジャマイカでは日常的にでみんなが食べているってことですね。
「ジャークチキン」の名前の由来は「ジャークシーズニング」と呼ばれるスパイスミックスです。
使われるスパイスはオールスパイス、チリパウダー、ハーブなどです。
それらのスパイスに漬け込んだ鶏肉を炭火焼きグリルで焼き上げる料理を「ジャークチキン」と呼ぶようです。
ただ、本場では焼き上げるのではなく、ドラム缶を改造した「バークバレル」を使いオールスパイスの木で燻すのが正式な調理法のようですが、日本では難しいのでグリルで焼くかフライパンで焼きかのレシピが一般的なようです。
スパイシーなグリルチキンというと、ケイジャンチキンを思い浮かべますが、何が違うのかを調べてみました。
ポイントは「オールスパイス」。これを使うと「ジャークチキン」になるということです。

オールスパイスはお肉料理に合うということで、ハンバーグを作る時とかにパラパラっと入れていました。
申し訳ございません。私は「オールスパイス」とは色々なスパイスをブレンドしてあるスパイスと思っていました。
オールスパイスは1個のスパイスの名前だったのです。
シナモン・クローブ・ナツメグの香りを併せ持つスパイスなので「オールスパイス」という名称なのだそうです。
既にミックスされている「ジャークチキンシーズニング」もスーパーやカルディでも販売されています。
でも今回は独自に配合して作ってみました。
家にあるスパイスを使っているので、普通にスーパーで売っているスパイスです。
どうせ漬け込む手間は変わらないので少し多めの鶏もも肉3枚分で作りました。
鶏もも肉の量に合わせて、増減してみてください。
ジャークチキン
材料:
・鶏もも肉 3枚
《漬け込み用スパイス》
玉ねぎ すりおろし1/2個分
レモン 1個分の絞り汁
ニンニク すりおろし2片
生姜 すりおろし大さじ1
オールスパイス 大さじ3
カイエンペッパー 大さじ1
クミンパウダー 小さじ1
ナツメグ 小さじ1
塩 小さじ1と1/2
では調理スタート
①鶏もも肉の筋や余分のの脂を取り除きます。
皮目に包丁の先端を使って、穴をブスブスと開けます。
②ポリ袋に漬け込み用スパイスを全て入れます。
そこに①の鶏もも肉を入れてしっかり揉みこみます。
そのまま冷蔵庫で一晩から一日おきます。

オールスパイスが茶色いので、かなり色が濃くなります。
③鶏のモモ肉は脂分がしっかりあるので、脂を引かずに皮から焼きます。
玉ねぎや味の付いたスパイスをまとっているので、焦げやすいので火加減は弱めの中火でじっくりと焼きます。

皮がしっかり焼けたら、裏返して蓋をして中までしっかりと火を通します。

食べやすいサイズに切り、お皿に盛り付けたら完成です。

カットレモンとハラペーニョのピクルスを添えています。
焼いている段階から、いつもとはちょっと違う、ほんのり甘めなスパイシーな香りがしてきます。
スパイスの香り、程良い辛み、ほんのり感じる酸味で、想像以上にあっさりと美味しく食べられます。
玉ねぎの漬け込み効果かとてもしっとり焼きあがりました。
フライパンで焼くと、火の通りの関係で蓋をします。
そのため、皮目のカリッと感が出せませんでした。
次回はべーべキューの時に、漬け込みをして挑戦します。
もしくは、オーブンレンジのオーブン機能で焼くのも良いかも知れません。
普段食べているケイジャンチキンのようなガツンと来るスパイシーチキン別物です。
甘みがあるわけではないのですが、スパイスの甘い香りが先行します。
辛みやソフトな酸味が味に奥行きを出して、辛いながらも優しい美味しさのジャークチキンでした。
残り物をお弁当にいれましたが、冷めてもしっとり柔らかで美味しかったです。

