帆立のお値段も上がっている状況なので、干し貝柱も高級品です。
でも、割れてしまってバラバラになっている物ですと、かなりお得に手に入ります。
お料理に使う時にはほぐれてしまうので、割れているバラバラの干し貝柱がお勧めです。
水で戻すと、とても良いお出汁がでるので、煮物や汁物に入れてつかうのですが、「炊き込みご飯が一番美味しい」と言われるので炊き込みご飯のレシピを紹介します。
干し貝柱の旨みをお米が吸い込み、とっても美味しい炊き込みご飯になります。
そのため、具材はシンプルにして、帆立の旨みをダイレクトに感じる炊き込みご飯です。
干し貝柱の炊き込みご飯 2合分
材料:
・お米 2合
・干し貝柱 乾いた状態で大さじ2程度
・生姜 みじん切りで大さじ1ぐらい
・お塩 小さじ半分
・醤油 大さじ1
・お酒 大さじ1
①干し貝柱はタッパーや深めの器に入れて、お水を貝柱がしっかりかぶる量プラス2cmぐらい入れて戻します。
冷蔵庫で8時間程度が目安です。
(以前にうっかり忘れて24時間経過してしまった時がありますが、そうすると干し貝柱自体から旨みが全て出てしまったようで、出汁は美味しかったのですが貝柱に旨みが残っていませんでした。なので長すぎるのも良くないと思います)

これは前日の夜に戻して、8時間ぐらい置いたものです。
翌朝のご飯にします。
②お米を30分程度浸水させます。
その間に生姜のみじん切りをしておきます。
③お米の水を一旦全て捨てます。
お米をお釜に入れて、そこに干し貝柱の戻し汁を全て入れます。
その後にお水を足して、お釜の水加減を2合の位置に合わせます。
塩小さじ半分・醤油、お酒各大さじ1を入れて軽く混ぜます。
その上に干し貝柱と生姜のみじん切りを乗せて、そのまま炊飯します。

炊き込みモードがあれば炊き込みモードで、なければ普通に炊飯します。(早炊きは硬くなるのでお勧めしません)
④炊き上がったら、ざっくり混ぜて味を見ます。
もし、薄いようであればお塩をパラパラっと振って調整してください。
干し貝柱に塩分があるので、炊く前のお塩は小さじ半分ぐらいが良いと思います。

そのままで十分に美味しいですが、おにぎりにすると最高です。
お好みで大葉の千切りを入れると風味と彩りがプラスされるのでお勧めです。

お米の浸水時間・干し貝柱の戻し時間を除けば、5分とかからず仕込みが完了するのに、味は最高で高級感のある炊き込みご飯が完成します。
