今年も屋形船のお誘いをいただいたので、喜んで参加させていただきました。
もちろん乗合であれば、個人でも参加できるのですが、私にはハードルが高く感じます。
なので、お声かけいただけると非常にうれしいものです。
今回は浅草から出発する「屋形船 晴海屋」さんの船です。
「浮かぶ料亭」というお料理に定評のある屋形船です。
今年の夏はいつも以上に暑さが厳しいですが、せっかくの江戸の粋を楽しむので、頑張って浴衣で参加しました。
船に着くまでががとにかく暑かったです。
でもここは気合で乗り切るしかありません。
もちろん船内は冷房がしっかりと効いていますので、乗ってしまえば安心です。
では、吾妻橋乗船上から出発です。
時間は18:00ぐらいなので、まだ空は明るいです。
浅草からお台場の周遊で150分の乗船です。

晴海屋さんは130席ぐらいの豪華絢爛な日本最大級の屋形船もあるようですが、今回は50人ほどで参加でしたので「ふぇにっくす」という60席の屋形船でした。
昔とは違い、全て掘りごたつの席です。
ウォシュレット付きのおトイレも2個あり、船尾に喫煙スペースもありました。
屋形船は飲み放題が多いので、おトイレが2個あるのは助かります。
「浮かぶ料亭」のスタートのお料理はこんな感じです。
季節により多少変わると思います。

・先付け 牛肉のごぼう巻き トマトの蜜煮 焼きとうもろこし イワシの生姜煮
・前菜 焼き茄子にオクラ
・お造り 鯛・マグロ・ハマチの3種
・煮物 かぼちゃ・人参・インゲン・がんも・生麩
・茶碗蒸し
・牛のしゃぶしゃぶ ゴマだれ
ここまでがセットされています。
どれも上品な味付けでどなたでも食べやすいです。
飲み物は飲み放題
瓶ビール・日本酒・焼酎・チューハイ・ワインにウイスキー・ソフトドリンク
色々あります。
ただ、船の上でコップの数に限りがあるので、同じ飲み物は同じグラスにいれるという感じです。
少し食べすすめていくと、メインの天ぷらが揚がってきます。
この頃には日が沈み、外の景色が一層美しくなってきます。
一つずつ一人一人のお皿に揚げたての天ぷらを提供してくれます。
この日はお店の方に「今日はこの船でラッキーですね。1番の料理人が天ぷらを揚げてますよ。」と言われワクワク。
もしかしたら、毎回そう言っているのかも知れませんが…。
熱々でサクサクついつい食べてしました。
最初にのどぐろの天ぷら、続いてアナゴ、茄子、イカ、海老、オクラの順に出てきました。

50人分を順番に揚げているので、1つ出て、しばらく時間が開いて次の天ぷらが提供されます。
私には夜景を見たり、話しをしながらゆっくり食べるのにちょうど良い時間の間隔でした。
このあたりで周遊の折り返し地点のお台場に到着します。
屋形船が一旦停止してくれるので、屋上デッキに上がることができます。(動いている間は危険なので上がれません)
夏場でもこの時間には日が暮れているので、ライトアップされたレインボーブリッジとフジテレビが綺麗に見えます。
席に戻ると、締めのご飯が出てきます。
今回は生姜の炊き込みご飯とモロヘイヤとオクラの冷やしすまし汁でした。
小さい器で提供してくれます。
デザートに抹茶のわらび餅が出てお料理は終了です。
晴海屋さんより、地図をお借りしました。
今回のコースとは少し違うコースのようですが、吾妻橋からフジテレビまでのが分かりやすく出ています。

地図でわかるように、たくさんの橋をくぐって屋形船が進みます。
その橋がみんなそれぞれにライトアップされているのも魅力的でした。

新大橋

永代橋

勝鬨橋
とても清潔感のある屋形船で、お料理も、景色も大満足でした。
ただ、掘りごたつのお席なので足は楽なのですがテーブルとイスと違い、立ったり座ったりするのが少し大変でした。
私が浴衣を着ていたこともあるとは思いますが、膝に痛みを抱えている方にはやはり少し辛いと思います。
もちろん、運行中はそれほど移動する必要はないので、全く気にならない方も多いと思います。
決して安いとは言えないですが、「150分の船旅」「お料理と飲み放題」「美しい夜景」これで12000円ぐらいです。
たまには贅沢して楽しんでみてはいかがでしょうか。
夏の暑い時期だけでなく、気候の良い時や、桜の美しい時に乗船するのもおすすめです。
お料理のコースや時間によってもう少しお値段が上がるのもあるようです。