家庭菜園で作った青唐辛子をいただきました。
熟した赤い唐辛子では感じられない、爽やかな香りとスッキリとした辛さが魅力。

お店で「激辛 青唐辛子」と売られていても、辛くない…。
というパターンを経験された方も多いと思います。

でもいただいた青唐辛子は本当に辛かったです。
味見に輪切りにして、素麺のお薬味にしてみたら、頭から大量に汗が噴き出てきました。

これは期待できます。
せっかくいただいたので、長く楽しめるように醤油漬けを作ります。
普通の青唐辛子醤油でも美味しいのですが、佃煮風に少し煮ていきます。
佃煮風にすると青唐辛子自体も柔らかくなり美味しく食べられます。
ただし、その辛さに耐えられればの話ですが…。

青唐辛子の醤油漬け

材料:
青唐辛子  20本
ごま油   大さじ1
お酒    1/2カップ
醤油    大さじ3
麺つゆ   大さじ3

①軽く洗い、ヘタを取り除きます。
ひたすら2~3mm程度の輪切りにしていきます。
※必ず換気扇を点けて、ビニール手袋などで手を保護してください。


②フライパンに大さじ1のごま油を入れて、炒めていきます。
換気扇を点けていても、むせ返るほどの辛みの香りがでていると、極辛のはずです。
調理後のフライパンなどにも辛みがしみ込んでいる可能性が高いので、ご注意ください。

③5分程度炒めて、しんなりとしてきたら調味料を入れます。
お酒 1/2カップ・お醤油 大さじ3・麺つゆ 大さじ3

火加減は中火から弱火ぐらいで、煮詰めるように水分を飛ばします。

粗熱を取って、容器に移して冷蔵庫で保存します。
1晩ぐらい寝かした方が味がなじんで美味しいです。

青唐辛子はとても個体差があります。
今回のように、極辛の場合は直接ご飯に乗せて食べるのは辛いかもしれません。

麺類などのお薬味に使うと、青唐辛子の風味と辛さを楽しめます。
その他、お味噌に混ぜて唐辛子味噌にするのもお勧めです。

一番のお勧めは、伊豆大島のべっこう寿司風の漬けです。
本来は白身魚を使うことが多いのですが、お手頃なマグロでもとても美味しいです。
青唐辛子の醤油漬けを使った マグロのべっこう漬け

材料:
・マグロのお刺し身 好きなだけ
・麺つゆ  大さじ1
・醤油   大さじ1
・青唐辛子の醤油漬け お好みで
※本来漬けには「お酒とみりんを煮切ったもの」を使いますが、麺つゆとお醤油を混ぜるだけで十分に美味しいのでお試しください。

①マグロをお刺し身のように切ります。
もちろん切れているお刺し身でも構いません。

②できるだけ底が平らで、お刺し身が重ならない器に、お好みの量の「青唐辛子醤油漬け」に入れて、麺つゆ大さじ1・醤油大さじ1を入れて混ぜ合わせます。
そこにマグロのお刺し身を入れます。

お刺し身を前後裏返して絡めます。ヒタヒタにつかるぐらいにします。
もし水分が少ないようであれば、お醤油と麺つゆを同量ずつ入れて調整してください。

③落としラップ(食材にラップがあたるように)して、冷蔵庫で30分寝かせます。(時間がなければ、5分ぐらいでもOKです)

べっこうのように輝くマグロの漬けの完成です。


ねっとりと滑らかなマグロに、青唐辛子のシャープな香りと辛さが効いてます。
温かなご飯に乗せて、丼にするのもお勧めです。