ホタテはお刺し身は切り方によって、食感が変わります。

一番のおすすめは丸のままです。
丸のままを口いっぱいに頬張れば、至福の時が訪れます。
でも、そんな贅沢な食べ方はなかなかできません。

そうなると、ホタテの繊維に沿って切る「縦切り」か繊維を断つように切る「横切り」の2通りです。
「縦切り」は繊維に沿って切っているので、丸のままほどではないですが、プリっとした食感が楽しめます。
「横切り」は繊維を断つように切るので、繊維が気にならずとろけるような食感と甘みを強く感じます。

好みは人それぞれですが、私は「縦切り」派です。

お刺し身用のホタテはこのように「縦切り」のお刺し身が一番美味しい!
と家族には言われますが、いつもお刺し身では私は飽きてしまいます。
なので、アレンジメニュー。

さっぱり和風カルパッチョ

材料:
・お刺し身用ホタテ 6個
・水菜 少し
・大葉 2~3枚

タレ:
・ポン酢 小さじ2
・醤油  小さじ1
・柚子胡椒 小さじ半分

①ホタテを横に3枚にスライスします。(横切り)
半解凍ぐらいで切ると、薄くスライスできます。

②盛り付け用のお皿の中央に丸く円を描くようにホタテを並べます。

その上にひと回り小さく円を描くように並べます。

③水菜を1cmぐらいの長さに切ります。
ホタテの周りに散らします。

大葉を千切りにして、中央に乗せます。

タレを混ぜ合わせて、食べる直前にホタテにかけて完成です。

半生のホタテの天ぷら

材料:
・お刺し身用ホタテ 6個
・てんぷら粉 適量
・サラダ油 適量

①冷凍のホタテの場合は、外側が解凍されて、内側は少し凍った状態まで解凍します。
ホタテをポリ袋に入れて、てんぷら粉を薄くまぶします。
こうすることで、衣がしっかりと纏うようになります。
この先の作業をする間、生のホタテを使う場合はこの状態で、冷凍庫に入れておくと半生具合が失敗しません。

②天ぷら粉を水で溶きます。
通常より少し濃いめのモタッとするぐらいにします。

③ホタテの高さがしっかりと入る量のサラダ油を準備して、180度にします。
片面2分ぐらい揚げて、ひっくり返して2分ぐらい。
衣にしっかりと火が通れば完成です。

天ぷらの衣はカリッと、ホタテはしっとり生の状態です。
あっさりとお塩で食べるのがお勧めです。

ホタテのなめろう 青唐辛子

材料:
・お刺し身用ホタテ 5個
・白ネギのみじん切り 小さじ1
・生姜のみじん切り  小さじ1
・お味噌      小さじ1
・青唐辛子     お好みで

①ネギ・生姜・青唐辛子をみじん切りにします。
お味噌も事前に準備しておきます。

②ホタテをさっと洗い、水気を拭きとります。
薄くスライスして、細かく切ります。(5mm角程度)

③ホタテと薬味を混ぜながら叩きます。
お味噌を加えて、包丁を寝かしてお味噌を全体になじませながら混ぜ合わせたら完成です。
※青唐辛子は爽やかな辛さをプラスしてくれるのでとても合います。
ただ、わざわざ購入してまで入れなくても良いと思います。

とろりと蕩けるホタテのなめろうです。
お刺し身とは違い、ホタテの美味しさが一気に口にいっぱいに広がります。
青唐辛子を入れない場合は、わさびでアクセントを効かせても良いと思います。
ホタテは旨みが強いので、お味噌は控えめにして、食べる時にお醤油を少しつけても良いです。

ホタテの湯引き三つ葉合え

材料:
・お刺し身用ホタテ 8個
・三つ葉  2把
・わさび  小さじ1
・お醤油  小さじ2
・麺つゆ  小さじ1

①たっぷりのお湯を沸かします。
根っこを切り、水洗いした三つ葉をさっと茹でます。
お湯から三つ葉を引き上げ、冷水にさらします。

②残りのお湯を再沸騰させて、ホタテを入れます。
冷凍であればそのまま、1分程度
生ならば、20秒で引き上げて、冷水にとります。

冷凍の場合はこんな感じになります。
半分もしくは1/4に切ります。

③ボールにわさび・醤油・麺つゆを入れて混ぜます。
そこに湯引きしたホタテを入れて合えます。
茹でた三つ葉は2cm程度の長さに切りボールに入れて合わせます。

器に盛り付ければ完成です。

さっと湯引きしているので、表面は少し弾力がある食感です。
そこにわさび醤油がしみ込みます。
中はとろけるホタテのままで、一口で2通りの味わいが楽しめます。
三つ葉の代わりに、ミョウガや大葉などの香味野菜を使うのもお勧めです。