水晶鶏とは片栗粉をまぶしてから茹でる中華料理のことです。
私の実家では暑くなってくると必ず食卓に登場していたのですが、和風にアレンジされていたので中華料理から由来とは知りませんでした。

片栗粉をまぶして茹でると、鶏肉の表面がキラキラ輝いて水晶のように見えるのでそのように呼ばれています。
実家では鶏もも肉でも作っていたと記憶してますが、私は胸肉で作った方が圧倒的に美味しいと思います。

冷たくて、つるんとした食感なので、食欲が落ちる暑い時期でも手軽にタンパク質がしっかりとれます。
夏に美味しい香味野菜をたっぷり乗せてさっぱりといただきます。

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香味野菜と食べる水晶鶏

材料:
・鶏むね肉 2枚(皮なし 皮が付いている場合は皮だけをカリカリに焼いてトッピングにしても美味しいです)
・塩コショウ 少々
・砂糖  大さじ1
・マヨネーズ 大さじ1
・片栗粉  大さじ3
・みょうが 1個
・大葉  4枚ぐらい

タレの材料
・長ネギのみじん切り 大さじ1ぐらい
・しょうがのすりおろし 小さじ1ぐらい
・ポン酢 大さじ2
・麺つゆ 大さじ1

では調理スタート
①鶏肉を繊維の向きに合わせて3個に切り分けます。
繊維に垂直になるように、そぎ切りにしていきます。(包丁を斜めにしてお刺身を切るように)

②ポリ袋に入れて、マヨネーズ大さじ1と砂糖大さじ1を入れて揉みこみます。

③大き目なお鍋にたっぷりのお湯を沸かします。
その間にタレと薬味の準備をします。
長ネギのみじん切りとしょうがのすりおろしに、ポン酢大さじ2・麺つゆ大さじ1を入れます。
先に混ぜておくことで、タレと長ネギがなじみます。

大葉とみょうがを切ります。大葉は千切り・みょうがは薄く輪切りにします。

④先ほどのポリ袋に下味の塩コショウと片栗粉大さじ3を入れてよく混ぜます。

このように表面全体に片栗粉がつくように、ポリ袋をシャカシャカ振ってまぶしてください。

片栗粉をまぶしたらすぐに茹でていきます。
一度に大量に入れると、くっついてしまいますので1つずつお鍋に入れるようにして、2~3回に分けて茹でていきます。
ぐらぐらと煮立たせると、胸肉が硬くなりやすいので中火ぐらいで7分程度しっかりと中まで火が入るように茹でます。
茹であがったら、氷水にとり一気に冷まします。
網じゃくしや穴あきお玉があるとお湯から上げやすいです。

しっかりと冷えたら、ザルに上げて水気をキッチンペーパーでふき取り、器に盛り付けます。

その上に香味野菜を乗せて、タレをかければ完成です。

水晶鶏はツルツルなので、お箸では取りにくいこともあります。
レンゲを添えるか、1人ずつに盛り付けるのも良いかもしれません。

香味野菜はわざわざ買い揃えなくても、あるものだけでも十分楽しめると思います。