以前にカルディで買った牡蠣バターがとても美味しかったので、また買いたいとカルディを5店舗ぐらい探したのですが見つかりません。
店員さんに聞いてみると「以前はこの棚にあったのですが…。もう取り扱っていないみたいです。」と言われました。

落胆して店内をうろついていたら「海老バター」に出会いました。
常温保存できて、お値段も¥414でした。


「瀬戸内海で採れた海老を丸ごとペーストにし、バター・白ワインと合わせ、ガーリック・オニオン等の香辛料をきかせた、濃厚で旨みのある味わいです」と書いてあります。

ふんわりしたクリーム状で冷たいままでも柔らかいです。
食パンしかなかったので、軽くトーストして塗ってみます。

ガツンと「海老のみそ」風味を期待していたのですが、濃厚さはそれほどなく、優しいバランスの良いお味です。
海老のトマトクリームのような味わいでした。

より濃厚さを求めて、翌日バケットに溶けるチーズを乗せてからトーストし、そこに海老バターを塗ります。

チーズの香ばしさがプラスされて、こちらの方が海老の香りが引き立つように感じました。

次なるアレンジはパイシートを使って海老バターパイにしてみます。
先にパイシートだけを200度のオーブンで10分焼きます。
その間にむき海老をニンニクで炒めて、艶出しに使った卵の残りをスクランブルエッグにします。
焼けたパイシートの上に、炒めた海老・海老バターをスプーン2杯ぐらいさらに溶けるチーズをかけて200度のオーブンで6分焼きました。

ふちが焦げてしまいました。
でも味は最高でした。下にむき海老、上にチーズで、食べた瞬間に海老バターの風味が溢れてきます。
閉じ込めて焼いたからか、パンに塗って食べるより、香りが強く感じました。

残り僅かになった海老バターをどうするか…。
お弁当用に海老ピラフにしてみます。
玉ねぎとコーンを炒めて、ご飯も炒めます。
海老バターパイに使った残りのえびも入れます。
コンソメと塩コショウで味をつけします。
風味が抜けないように最後に海老バターの残りを入れます。
全体を混ぜ合わせて完成です。

海老ピラフもすごく合います。
ご飯にしっかり海老の風味がついて、海老で炊いたご飯のようになりました。
チャチャっと炒めただけの海老ピラフが海老バターのおかげでワンランクアップしたように感じます。

海老バターはガツンと海老の風味が欲しい方には物足りないかも知れません。
でもクリーミーな海老の旨味がたっぷり感じられる海老バターでした。
だからこそ、色々なアレンジを楽しめますし、小さいお子様でも美味しいと感じられる優しいお味でした。